新教科「キラリ」

なるものがある小学校で新設されました。
なんでも表現力を育てる為に劇の創作などに取り組むのだとか。
ぶっちゃけ必要ないと思います。
ただでさえ学力低下が問題視されている中、どうしてこういうのが生まれるんでしょう。
一方では個性を重視した教育だの、他方では基礎学力の向上だの、更にはゆとり教育がどうとか、言ってる事がちぐはぐです。
今はゆとり教育の反動で再び学力向上を掲げたりもしていますが、そう簡単に教育方針をころころ変えられたらたまったもんじゃありません。
しかも「個性」を重視した、って言っても本当に個性的な人は変人扱いされますし。
要するに「社会が求める優秀な個性」を身につけろって事なんですよね。


そもそも小学校というのは、授業では基礎的な学力を身につけ、社会性だとか表現力だとかそういった「人間らしさ」というものは授業以外の部分で学ぶ所だと思います。
それをわざわざ授業としてやらなければならないということはですね。
いかに今の学校というものが「人間としての成長、教育」を行えていないか、ということなわけで。
そういうことを教えられる環境、教師がなくなってきているんでしょうな。
昔のような熱血教師はもういないわけで。
小学校の頃は何でゲーム持ってきちゃいけないんだとか、お菓子持ってきちゃいけないんだとか、廊下は走るなって何だとか思ったりしてましたが、今思えばそれらは社会のルールを学ぶのに必要な事だったんですよね。
小学校は人間が最初に社会の一員として参加する場所なんですよね。
授業以外の事が大切だったりするんです。


とまあ何か真面目なことをたまには言ってみたりしたものの、こんな内容はここには相応しくないのでこの辺でやめます。