負けず嫌い

って言葉あるじゃないですか。
あれってよく考えると面白い言葉ですよね。
「負けず」って「負けない」ってことでしょ?
それが「嫌い」って。
勝つのは嫌だって?
同じような言葉で「食わず嫌い」ってのがありますが、ありゃ「食わず」にいるのに「嫌い」って言っちゃうってことだから、これは別におかしくないですよね。
それと同じ考え方にしちゃうと負けてないのに嫌っちゃう、って意味わからんし。
「勝たず嫌い」の方がほんとの意味に近いんじゃない?


日本語では、こういった逆の意味を持つ言葉ってのが多いんですよね。
「踏んだり蹴ったり」だって踏んだり蹴ったりされた状態の人がいう言葉としては逆ですよね?
「馬鹿を言え!」ってのは「馬鹿を言うな!」ってのと同じ意味だし。
「したきりすずめ」だってありゃ「したきられすずめ」でしょうに。
あれは最後、すずめが復讐でおばあさんの舌を切るんだっけ?
それならまあ合ってるんだけど。
面白いよねえ、日本語。


あ、今「よくもまあ毎回くだらない事を思いつくなあ」って思ったでしょ?