追記

ついさっき思いがけず隣人の正体が判明した。
ごく普通の女性だった。多少拍子抜けである。
私は、とても奇妙な、それはもう隣に住んでいるだけでネタがどんどん湧いてくるような人物を想像していたのだが。
いや、よく考えればそれも困るのでこれはこれでよかったのだ。
むしろ助かったというべきか。
しかもわざわざウチに挨拶にいらっしゃった。
あんたエエ人やな。わざわざ悪いですね。
今後ともよろしくお願いいたしますよ、と。


こうしてこの騒動はようやく 晋の 真の終劇を迎えたのであった。