続・隣人は密かに笑う

昨日までのあらすじ
 お隣さんのところへ引越しの挨拶へ行ったkabo。

   しかしその目論見は相手側の必殺技「居留守(?)」によって脆くも崩れ去ったのであった。
   その日は枕を濡らしたkabo。
   だが君には泣いている暇はないぞ!
   さあ、立ち上がれ!
   運命の第二ラウンドをはじめようじゃないか!


という訳で続きである。
今日のお隣さんは帰ってくるのが遅かった。
いつまで待っても帰って来ない。
たまに窓越しに伺ってみるのだが中は真っ暗。
やはり留守だ。
ううむ、どうしたものか。


などと考えていると親から電話が入る。
ついでにその事を話してみると、
「それなら紙にその旨と挨拶を簡単に書いて物と一緒に袋に入れて、ドアノブにでも吊るしておけばいいじゃない」
なるほど。その手があったか。
亀の甲より年の功といったところか。
流石長年生きていることだけのことはある。
処世術は中々のものである。
よし、それでは早速実行に移そうじゃないか。


というわけで結局正体を暴く事はできなかった。
一体何者なのであろうか。
謎を一つ残したまま、この騒動は一旦ここで唐突に幕を閉じる。
なお正体が判明し次第追って報告をする。