過去も未来も、同時に存在している。

未来は未だ来ていない時間。
過去は既に過ぎ去った時間。
未来は未来、過去は過去であって、決して現在ではない。
しかし、アインシュタインによると違うようです。


アインシュタインによれば時間と空間は同じもので時空(時空連続体)と解釈する。


ニュートンの時間方程式もアインシュタイン方程式も時間対称性を持ち、ニュートンアインシュタインも自分の方程式に時間対称性(時間は等方向つまり過去、現在、未来にも流れる事が方程式上可能)が存在するのを見つけており悩んだが、アインシュタインはあえてこの方程式上に存在する時間対称性が数学的に存在を許すのを肯定し、過去、現在、未来が同時に存在しているという解釈をした。これを時空連続体という。時空連続体には過去、現在、未来がすでに同時に存在しているという解釈である。



この概念を発展させた近年の研究で、なぜ光速が秒速約30万キロなのかという事も説明する。即ち、すでに出来上がっている過去、現在、未来(時空連続体)の中を私たちが光速度 秒速約30万キロで走っているのである。私たちが光の速度を秒速約30万キロと観測するのもこの為である。もし、私たちが時空連続体内を秒速10万キロで走っていると、光速度は秒速10万キロとなる。アインシュタインは記者から「その様な事が本当にあるのか?」と聞かれ、「信じては貰えないと思うが、過去、現在、未来がすでに同時に私の数学方程式上には存在しているのです」と答えている。』


とのこと。
どうだろう?
過去はともかくとして未来でさえもすでに存在しているのだ。
勉強不足の僕には、それが一体どういう状態なのか想像できないし、そうだと言われてもはいそうですかとすぐには納得できない。
というより理解が出来ない。
今のところ相対性理論には大きな齟齬は見つかっていないし、それどころかニュートン力学で説明のつかなかった現象が相対性理論では説明できるのをみると、どうやら相対性理論は正しいらしい。
と言う事は、過去も現在も未来も、既に同時に存在しているという事もどうやら事実。
不思議なものだ。
未来が既に存在しているのだ。
僕らはその既に存在している未来に向かってものすごい勢いで進んでいるに過ぎない。
未来は文字通り「未だ来ていない」だけであって、「未だ存在しない」ではないのだ。
すでにそこにある未来に僕らが到達していないだけなのだ。


「未来が既に存在しているのなら何をしても変わらないじゃないか。」
「いやいや、どちらにしても未来は分からないんだから精一杯やろうよ。」
みなさんはどう思います?
未来が存在する=運命が決定されている、ってことになりますかね?
おいらも何度か考えた事がありますがね、例え決定されていたとしてもどうせその決定された未来やら運命やらを知る事が出来ないんだから、それを理由にして何かするってのはおかしいと思うのですよ。
どうせ知る事が出来ないなら気にしててもしょうがない。
結局おいら達にゃ「現在」しか知覚する事が出来ないわけだから、その「現在」をどう生きるか、じゃねえの?
煤けた背中をしてちゃあ、幸せも逃げちまうよ?


何が言いたいのかわかんくなってきたけど。


こういう物理学は好きなんだけどな。
身近な物理学は苦手なんだよな。
何でか知らんけど。