こころにぐっと


「猫が猫であるように 犬が犬であるように
全身全霊 僕でありたい」



これはハイポジの「僕でありたいと」いう曲の一節である。
非常に好きなフレーズだ。
この短い文章に人生というものがぎゅっと詰まっている。
自分もこのように生きられたらなぁ、と思う。


最近は難しく聞こえる言葉を羅列しているだけであったり、横文字を適当にちりばめているだけのような歌詞が多い。
こういうものは非常に安っぽく聞こえる。
いい歌詞、心に響くフレーズというものは往々にしてシンプルにまとめられているものだ。
余計なものをそぎ落とした分、より純粋に、ダイレクトに心に響くのだろう。


そんな歌詞をもう一つ紹介したい。
これも私のお気に入りである。



「君と行こう ずっと行こう ここも好きだけど bye bye bye
君の明日に 僕の夢が 重なるといいな bye bye bye」



こちらはOrenges&Lemonsの「風の色マーチ」の一節だ。
これも深いメッセージが短いフレーズの中に込められている。
言葉に出してしまうと途端に安っぽく感じてしまうし、言葉で表す事もできないので語らないが、素敵な歌詞である。
初めて聞いたときに一撃で打ちのめされた。


こころを深くえぐる言葉。
くじけそうな時に自分を支えてくれる、勇気づけてくれる、そんな言葉。
誰にでもあるだろう。
それはいつか必ず自分の力になってくれる。
そんな言葉に私は運良くめぐり合えた。


それは一生の宝物。